SAWストリートトライアルバイク組み立て 前篇

SAWのストリートトライアルバイクが入荷したので早速組み立てしてみました。

この様に7分組の状態で入荷しますが、各部をチェックしてみると・・・

先ずはクランクとBBを・・・あれ?全然クランクボルトが回らない。
渾身の力を込めて工具を回そうとしても全く動きません^^;
これじゃ埒が明かないので1mのステンレスパイプを噛ませて
「おりゃ!」
やっと外せました^^ クランクボルトの破損もなくホッと一息。

次にBBを・・・あれ?クランクボルトと同じくBBも回らないぞ・・・
工具の形状的にBBの取り外しは慎重に行わないと舐めてダメにしてしまうので
工具の固定が不安定な状態でパイプを噛ませ力任せに行う事は出来ません。
そこで大型バイスの登場です。

じゃじゃーん!
作業テーブルもコンクリートの基礎に固定されているので
大型バイスの固定力が存分に発揮できます。

この様に工具をバイスに挟んでフレームを回せば、
あら不思議!驚くほど硬く締まっていたBBがいとも簡単に外れました^^

次にフレーム側のBBシェルの状態を確認です。
面精度が出ていれば工具の刃を当てても殆ど削れない筈ですが・・・

あ~・・・
チェーンステイの溶接しろが近いために、その熱影響を受けて
BBシェルフェイスに肉引けが起きてしまってます。
ショートチェーンステイフレームの宿命ですね^^;

0.2~0.3㎜程度削って面が出ました。
この後、反対側も同じ様に削って面を出しています。
因みにアルミのBBシェルはフェイシングを前提に若干大きく設計されており
例えば68㎜サイズですと68.5+/-0.5㎜から69+/-0.5㎜で作られているので
余程の歪でない限り、フェイシングを行っても大きな寸法の変化はありません。

フォーククラウンの面精度も若干甘いのでサクッと修正。
*画像の物は同モデルの色違いとなります。

綺麗に仕上がりました^^

この作業の時に気になったのですが何故かブラックカラーの個体だけが
フォークのコラムまでベッタリと分厚い塗装がされていました^^;

一見、アノダイズド(アルマイト)処理された様に見えますが、
これ塗装なんです・・・
しかも膜厚が結構あって寸法が変わってしまっているにも関わらず
ヘッドセットのトップカバーやトップレースが無理に取り付けられていて
それを取り外すのに大変苦労しました。
そのあと剥離剤にてコラムの塗装を除去しましたが
自転車組み立ての作業でここまでやったのは初めてです(苦笑)

さて、ステムもやっておきましょう。

こんな感じで作業して。

この様に仕上がる^^

因みに今回、ヘッド周りの作業でフレーム側のフェイシングは見送りました。
このフレームはインテグラル規格を採用しているのですが、
インテグラル規格の場合、状況によってはフェイシングしてしまうと
かえってベアリングの落ち着きが悪くなる事があります。
またベアリングが収まるヘッドチューブ側の肉厚の関係もあり
下手に削ってしまうと強度にも影響が出ます。
今回の場合、目立った問題がありませんでしたので
デフォルトの状態とさせていただきました。

見ての通りステアリングの回転は滑らかです^^

次はフレームとフォークのディスクブレーキ台座を見てみましょう。

 

ちょっと工具の刃を当ててみて・・・

 

まあ、予想通りですね(苦笑)

 

はい!スッキリ^^

後篇へ続く。